簿記検定2級を学習するページ

個別原価計算の練習

 

 

 

<個別原価計算の考え方>

コーヒーと紅茶を注文生産、販売しています。今回、コーヒーは1杯(製造指図書 NO.1)と
紅茶1杯(製造指図書 NO2)の注文をうけて製造しました。それぞれの原価を算出しなさい。

資料:製造原価は、6600円、内訳は以下です。

材料:コーヒー 1個 単価100円
    :紅茶   1個 単価100円

加工時間:コーヒー 1時間必要
      :紅茶   2時間必要

作業員:1名を時給1000円

その他:電気代:3000円

 

原価計算の目標は以下と設定し表を作成します。

  NO1 NO2  
  コーヒー 紅茶  
材料 100円 100円 製造直接費
賃金 1時間×自給1000円 2時間×自給1000円 製造直接費
その他 不明 不明 製造間接費 3000円(電気代)
1杯の原価 答え 答え  

自給などは直接的に認識できるため、製造直接費となります。

次に電気代金は3000円発生してますが、これを加工時間にすると

1時間:1000円:コーヒー

2時間:2000円:紅茶

と配賦することができます。

これで1杯あたりの原価が算出できます。

 

  NO1 NO2  
  コーヒー 紅茶  
材料 100円 100円 製造直接費
賃金 1時間×自給1000円 2時間×自給1000円 製造直接費
その他 1000円 2000円 製造間接費 3000円(電気代)
1杯の原価 2100円 4100円  
       

 

以上の考え方となります。