簿記検定2級を学習するページ

労務費について紹介します。

 

 

労務費というのは、以下に分類されます。

1、賃金(作業員の給与)

2、給料(社員給料)

3、雑給(パートなど)

4、従業員手当てや賞与(ボーナス、住宅手当、通勤手当)

5、退職給付費用

6、法定福利費

 

沢山ありますね。

 

会社は社員のかわり、社会保険料や源泉所得税分を国に支払います。

なので、以下の場合はどのような仕分けになるか考えましょう。

 

会社は、社員に賃金の総額120万円を支払いました。そのうち、10万円分は前借した社員がおります。

会社は、源泉所得税従業員分負担を20万、社会保険料従業員分負担20万を差し引き支払いました。この場合の仕分けを考えましょう。

 

(借方)賃金:120万円 ですよね。

 

次に(貸方) 立替金:10万円 (これは先払いしているため、立替金勘定で帳消しにします

 

さらに、(借方) 預かり金 40万円 (これは従業員にかわって支払う為、所得税と社会保険料の合算金額の40万円を預かり金勘定で処理します)

 

最後に残った現金 100万円ー10万ー40万 = 50万が支払った現金になりますので

 

(貸方) 現金:50万円  となります。

 

つまり、以下です。

 (借方)賃金:120万円  (借方)立替金:10万円、預かり金 40万円、現金:50万円