簿記検定2級を学習するページ

消費数量の計算にいて知っておくべき事柄

 

 

 

①棚卸計算法

棚卸し計算法とは、払い出しのたび行うのではなく、受け入れ時の記帳と月末の実施棚卸しによって材料消費数量を求める計算方法となります。

 

式:(月初棚卸し数量+当月購入した仕入れ数量) -(月末の実施棚卸し数量) = 消費数量
  月初棚卸し数量 に 当月購入した仕入れ数量をたして、月末の実施棚卸し数量を引くという方法です

②継続記録法

これは、上記とは違い、受け入れ時や払い出し時のつど、材料元帳などに数量を記入して、払い出し数量から消費数量とする記録方法です。

 

次に消費価格の計算方法についても紹介します。

①実際価格法

これは、購入原価に基づいて消費価格を計算する方法です。仕入れ価格がおなじ商品であっても変動する場合があるかと思いますが、そのケースにおいては、さらに、以下に分類されます。

1、総平均法 (月末に一ヶ月の平均単価を計算する)

2、先入先出法(先にいれた材料から先に出荷し、消費価格を計算する方法)

3、後入先出法(後から仕入れた材料からさ木に払い出されると仮定して計算する方法)

 

それぞれ字のごとくですね。

 

②予定消費価格法 、予定価格法の記帳

これも字のごとく、最初から予定の予定消費価格をきめておく方法です。

 

先に予定を立てることで、原価計算の能力測定の資料としても利用できますので利点とされています。

当然差異が生じますが、これを「材料消費価格差異」といいます。損益計算書の売上原価の部で調整されます。